ハイエースのキャブコンって何がいいの?ハイエースキャブコンのまとめ!
キャブコンではカムロードベースが多いですが、ハイエースをベースにして作られたキャブコンタイプのキャンピングカーです。また、ハイエースベースのキャンピングカーの中でもバンコンとキャブコンの2つの種類があり、キャブコンは居住スペースの快適性などに優れています。
今回は、ハイエースベースのキャブコンの魅力についてご紹介します。
車内に居住スペースを持ち、オートキャンプ場などで気軽にキャンプを楽しめるキャンピングカーには、ベースとなる車があります。中でもハイエースはベース車として人気で、商用バンの中身を架装して作るバンコンと呼ばれるタイプのキャンピングカーの多くは、ハイエースをベースに作られています。
一方でハイエースは、主にトラックの荷台に大きなシェルを架装して作るキャブコンと呼ばれるタイプのベース車としても使われています。トラックの場合は荷台にシェルを載せるような形で架装を行いますが、ハイエースをベースにする場合は後部座席部分を大胆に取り払い、シェルを架装します。
キャブコンとは!?
キャブコンはキャブ(運転席と助手席の部分)から後ろのシャーシにキャンピングカーメーカーが製作したシャルを載せたキャンピングカーをキャブコンと言います。
ドッキングすることによってキャブコンが完成します。
キャブコンは通称名で、キャブ+コンバージョンを略したものがキャブコンと言われています。
キャブとはキャブオーバー車の事を指します。
エンジンの上にキャブ(運転席助手席部分)を設置したタイプの車で、キャンピングカーベースではカムロードやコースター、シビリアンそしてハイエースやNV350キャラバンなどが分類されます。
キャブオーバー車はエンジンを運転席助手席の下に置くことでボディを最大限無駄なく使うことができ、荷室スペースを広々使えるメリットがあり、ハイエースは商用バンとして高い人気を誇っています。
上記の事からキャンピングカーは一般的にキャブオーバー車を架装してキャンピングカーを制作することで、広い居住スペースを作ることが可能となるのです。
バンコンとの違いとは!?
ハイエースは主なキャンピングカーとしてバンコンが主流です。
キャブコンとバンコンの大きな違いとしては、広さです。
キャブコンはキャンピングカーメーカーが車中泊をする前提で制作したシェルを搭載します。
快適な車中泊をするために全高を高くして室内をかがまずに歩けたり、広々としたベッドや二段ベッド、トイレなどのスペースを設けたりと、泊まるための専用品を載せるので快適です。
ただ全高が高くなることにより、横風に煽られたり駐車場の問題が出てくるのも事実です。
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キャブコンが選ばれる理由とは!?
キャブコンのキャンピングカーが選ばれる理由を紹介します。
居住性の高さ
キャブコンはベース車をボディカットしてキャンピングカーメーカーが製作したシェルを架装しているため、居住性の高さが魅力です。
居住スペースが広くてベッドやシート、収納棚などの家具が多く設置でき、室内高が高く、大人の男性が立って歩けます。
広々としたダイネットもキャブコンならではの空間です。
ダイネットはバンコンや軽キャンパーにもありますが、室内高がある分広々と快適に過ごすことができます。
また、運転席の上部にはバンクベッドがあるのもキャブコンの特徴です。バンクベッドは就寝人数を多く確保することができ、荷物や寝具置き場としても使うことができます。
断熱性や遮音性
キャブコンではキャンプや車中泊に適したシェルを架装するため、断熱はしっかりと施工されています。
そのため断熱効果はもちろん、遮音性も高くなっており、静かなキャンプ場以外でもサービスエリアなど外の音がする場所でも快適に過ごすことができます。
このようにキャブコンはキャンプ専用車ということから、キャブコンはキャンプや車中泊には最適なキャンピングカーと言えます。
キャブコンの収納スペースは?
バンコンは純正ボディなので車内空間が限られており、キャブコンほどの自由度はありません。
キャブコンは収納棚や後部ベッドモデルではベッド下が広大なラゲッジスペースとして使うことができます。
またフリールームやバンクベッドなども収納スペースとして活用することが可能です。
キャブコンって注意点はある?
ここまではキャブコンのメリットばかりを解説してきましたが、キャブコンにはいくつか注意点もあるので、購入の際には把握しておくことがベストです。
走行性能はバンコンと比べると・・・
キャブコンは後部に大きなシェルを搭載して居住性を高めている一方、走行性能を犠牲にしている面は否めません。
バンコンと比べると、そのままの車体を使用しているバンコンとボディカットして大きなシェルを載せているキャブコンでは車体重量や車高が大きく増えて、加速・カーブ・減速、横風の影響など受けやすくの走行性能にも差が出てきます。
のんびりゆったりと旅を楽しむことを前提にしておいたほうが間違いありません。
日常生活で乗るのは厳しいかも
バンコンや軽キャンパーは取り回しが良く、住宅街の走行やスーパーなどの駐車場もそこまで困りませんが、キャブコンは車体が大きいため日常使いでの取り回しがしんどくなることがあり、日常生活でも使いまわしたいという場合には向いていません。
価格は少々高め!?
キャブコンはキャンピングカーとしての本格的な装備を備えているので、価格も高くなる傾向にあります。
キャブコンを使ったキャンパースタイルが向いている方には良い買い物となりますが、大きさや装備の豪華さでひとめぼれ的な感じで購入すると持て余してしまうケースもあるため、購入の店員や家族とよく相談するなどしてよく検討する必要があります。
但しキャブコンを中心に商品展開しているビルダーは当然キャブコンをおススメしてくるのでバランスよく展示している販売店がいいでしょう。
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ハイエースベースのキャブコンおススメポイント!
ハイエースベースキャブコンのメリットを理解してキャンプを思いっきり楽しみましょう!
乗用車感覚で違和感なく運転ができる
ハイエースベースのキャブコンは、カムロードなどトラックベースのキャブコンと比べて運転が乗用車に近い感覚で出来るのが特徴です。
また、乗り心地もトラックベースに比べるとソフトで後部座席のエアコンが良く効くのもハイエースベースならではです。
バンコンに比べて車中泊が快適
ハイエースベースのキャブコンは、バンコンに比べると車中泊が快適という特徴があります。
車内が広く、室内高が高いので居住性が高く、断熱性・遮音性が高く、ベッドスペースも広いメリットもあります。
夏はエアコンを装備することで涼しく過ごすことができ、冬はFFヒーターを装備することで暖かく過ごすことも可能です。
テント泊にも便利
キャンピングカーで車中泊は当たり前ですが、何泊かの中にテント泊を楽しみたい場合にもOKです。
例えば、ハイエースベースのキャブコンはベッド下などに収納スペースが多いため、テントやキャンプ用品などかさばる荷物も余裕で収納することが可能です。
旅の途中でお土産など荷物が多くなった際もある程度対応可能なため、車が小さいために不自由な思いをすることもありません。
またハイエースのキャブコンはオプションでサイドオーニングを展開することができます。
サイドオーニングは車体の横にタープを展開できる装備で、荷物を下にまとめておいたり、バーベキューや団らんのひと時を楽しんだりできます。
料理のレパートリーが充実
ハイエースベースのキャブコンであれば、車内に冷蔵庫やキッチンスペース、調理台を設置することが可能です。
冷蔵庫やキッチンスペースがあれば、旅先で購入したご当地食材やお肉、魚などの食材を冷やしたまま運ぶことができ、旅行中の料理のレパートリーが充実します。移動中の飲み物やお酒を冷やしておくことも可能なので、移動も快適になります。
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長期旅行にも抜群のハイエースベースのキャブコン
1泊2日など短期のキャンピングカー旅行にはもちろん、ハイエースベースのキャブコンは長期旅行にも最適です。
キャブコンならではの広さで荷物や過ごすスペース、就寝場所なども家と同じような感覚で旅行ができます。
まとめ
ハイエースベースのキャブコンは車内スペースが広い事や、ベッドや冷蔵庫、キッチンスペースなどが充実していることから家と同じように使えるという特徴があり、ストレスや疲れを蓄積しにくくなっています。
またエアコンやTV、オーニング、トイレなどオプション品の選択肢もたくさんあるので自分好みに合ったハイエースベースのキャブコンを手に入れることができます。